出羽ノ雪 酒造資料館
Dewanoyuki Brewing Museum
民族の資産
「日本酒」の歴史を物語る
「用の美」の数々
営業時間 | 8:45~16:30 |
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定休日 | 正月三が日 |
入場料 (税込) | 個人/200円 団体:20名以上/160円 |
400年以上もの歴史を重ねてきた当酒蔵は数多くの資料を残しています。
原料となる米の研究資料、酒造道具類、保管・運搬用樽類など当時の職人が知恵を絞り改善を重ねてきた軌跡をご覧いただけます。
また、歴史の背景が垣間見れる文化的な資料や、
芸術品など懐かしさを感じられる見て楽しい貴重品
なども展示しております。
昔の帳場風景。
第一展示室には、酒の道具類に並んで、昔の帳場が目に入ります。
小道具として揃えた七つ玉そろばん、大福帳、欅造り銭箱、振り子時計などすでに何の道具なのか分からない方が多くなっているかと思います。
大山で造られた酒樽
桶や樽は室町時代になって始めて出来たものです。
その頃は技術も低く、杉材ではなく柳材で造られたと伝わっています。柳材は水でふやけてしまい弱いものでした。竹のタガで締めるようになったのは後世のことで、その前は縄やカツラなどで締めていました。
明治から昭和初期まで主に東京出し用樽が造られ、昭和初期に四斗五升入りを北海道出し用として造られました。
その後、地元用、新潟移出用などが造られ、小さい祝儀用で上げ底の一升樽等、出荷方法や用途に合わせ制作の幅は広がっていきました。
酒蔵の町 大山
大山藩は寛文九年(1669年)幕領となり、その頃の酒蔵は40軒ありました。
その造石数(石単位の生産量)と当主名が記されている貴重な資料も残っています。
長寿の伝説「蜜柑金蒔絵盃(みかんまきえさかずき)」
これで飲むと長生きするとの伝説がある「蜜柑金蒔絵盃(みかんまきえさかずき)」、ガラスが一般的に使用される前の中国清時代に貴族、富豪の間で特に珍重された半透明の「玉杯」、祁連山脈石製の中国酒泉で薄く削られ夜の光を通し緑色に輝くことから「夜光の杯」と名付けられたものなど、宝物とされた酒杯を展示しています。
職人の町 大山
かつて大山には、大山杜氏と呼ばれた独自の酒造工集団がいて、東北各地に出向いたり、東北、越後の酒屋の子弟が修業にくるなどしていました。
酒造りは冬期間、農家の方々が蔵人として努めていただいていることが多いですが、昭和の初め頃まで大山では、農家より、大工、左官といった冬期仕事が少なくなる職人衆が携わっていました。
大山には、銅屋町、木町、大工町、鍛冶町、染屋町など、職人町のようにそれぞれが一区域に集結していました。お互いに情報、技術を伝えあい磨き合い、真面目に良く働き勤労意欲に燃えた気風があり、それが大山の酒造りを支えたとされています。
館内のご案内
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1.第一展示室First Exhibition Room
昔の酒造りの道具類。大宝寺焼き。瓦人形。帳場風景(七つ玉そろばん、銭箱) 酒器。漆器、木工品。金工品。
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2.特別展示室Special Exhibition Room
酒蔵技術資料。大山酒関係古文書。明治10年以降ラベル。酒器、美術品。松村外次郎先生作品。
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3.銚子、徳利コーナーChosi,Tokkuri display
退営記念杯展示も展示しております。
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4.稲作、酒米資料展示Rice cultivation Sake rice
稲の道、稲作・まぼろしの銘酒米説明パネル稲の標本(外国品種・重要品種・庄内民間育成種)
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5.第二展示室Second Exhibition Room
近代醸造幕開け期の資料酒造用。器具、精米機。蛇管、ガラス瓶、桶屋道具。酒樽、酒桶、焼印。
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6.きき酒コーナー・売店Tasting Corner and Shop
蔵出しのお酒の他、特製前掛け、蛇の目お猪口などオリジナルグッズも販売しております。